対談 吉田眞澄弁護士×新美育文明大教授  「働く猫」の労働時間が伸びた意味

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sippo 2016/06/27

http://sippolife.jp/issue/2016062200009.html

対談 吉田眞澄弁護士×新美育文明大教授 
「働く猫」の労働時間が伸びた意味

「猫カフェ」が恒久的に午後10時まで営業できるよう、環境省は動物愛護法の施行規則などを改正した。だが「働く猫」の労働時間延長については、猫本来の習性や改正の根拠とされる調査の妥当性を巡り、疑義も呈されている。ペット関連法の第一人者である吉田眞澄氏と、環境省の諮問機関「中央環境審議会」の動物愛護部会で部会長を務める新美育文氏が、今回の改正の意味を語り合った。

(司会・構成・写真/太田匡彦)

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課題の多い調査ではないか(吉田)

吉田 猫カフェについて、午後10時までの営業を今後ずっと認めるという施行規則改正を環境省がした。中央環境審議会動物愛護部会ではどのような議論があったのか。

新美 付則で午後10時までの営業を認めてきたことをどう評価するのか、というところから議論が始まった。同時に動物学者によって、猫のストレスの調査をしてもらおうということになった。また猫カフェというのは、悪質な業者以外にも保護猫に新しい飼い主をみつけるための仲介をしているところもあるなど千差万別で、それらにどう規制をしたらいいのかという社会的な観点からの議論もした。なお、猫はもともと夜行性であるという本来の性質をどう考えるか議論が以前にはあったと聞くが、今回の部会ではそのことは特に取り上げられなかったと記憶する。これら様々な要素を勘案しながら、では規制をするだけの材料がどの程度の確実性をもってあるといえるのかに焦点を合わせて話し合った。

吉田 ストレスがかかると増加するホルモン「コルチゾール」の糞中濃度をはかるという、動物学者による猫のストレス調査は、課題の多い検査方法だったと思うが。

新美 科学的には必ずしも完璧なものではない。科学の進歩があって「やはり問題がある」という調査結果が出れば、再び改正することは当然だ。委員は皆それを承知のうえで、今回の決定をした。

吉田 人間についていうとコルチゾールは朝に多く出て、夜は比較的少ない。実際にストレスを感じている時間と、コルチゾールが血液中に出るのにタイムラグがあるためだ。そのタイムラグは血液、尿の順で少ない。糞は最もタイムラグが大きい。今回、その糞で調査したというところに疑問を感じる。

新美 会議では、そこまでは突っ込んだ議論はなかった。

吉田 しかも糞はだいたい1日に1回しかしない。そうすると昼夜をあわせた総排出量を測ったことになる。午後8時までと午後10時までとの違いを測るのは、不可能だ。

新美 確かに不可能だ。営業時間を2時間ずらしたことによるストレスがどれくらい違うかというのを測ることはできない調査だと思う。

吉田 ではこの調査結果は、今回の改正の直接の説明にはなりにくい。

新美 「午前8時~午後8時まで展示した猫」と「午前10時から午後10時まで展示した猫」との間で、コルチゾール濃度の差が見られないということは、夜間展示の時間を遅くまでずらしたことがストレスを多くしたということにはならない。規制当局としては「これだけのストレスがある」ということが言えない限り、猫カフェの夜間営業を規制することは難しいという判断をした。猫カフェが社会的に見て全く不適切だという話であれば、差がなくても、猫の福祉のために保守的に考えるべきだという議論にもなる。だがひどい猫カフェもあるが、非常にうまく機能しているところもある状況だった。

司会 糞中コルチゾール濃度で猫のストレスが測れるのか否かということに関しては、調査をした動物学者自身が「調査結果の妥当性は今後さらに評価の必要がある」と言っている。測れると断言できない手法を使った調査結果を根拠に改正をするというのは、いかがなものか。

新美 測れるということは断言できない。だが逆に言えば、午前10時から午後10時まで展示することで、午前8時から午後8時まで展示すること以上にストレスがかかるという論拠がない、ということ。

吉田 猫は犬と違って、単独で生活をしている。だから猫は、知らない人を見たり、人に飼われている犬を見たりすると、基本的に逃げるという対応をする。逃げるということは、そういう状態は猫にとって快適な状態ではないということ。つまり、そのたぐいの経験というのは、間違いなく猫にとっては大きなストレスになる。猫カフェという、猫が逃げることができない場所をベースに議論して、さらに営業時間について例外を認めるということになることに問題はないのか。

新美 その論理だと猫の売買でケージに入れておくことが否定される。動愛法ではそこまでの規制は不可能だ。

吉田 猫の売買では、ケージに猫が入っているのは一生ではなく限られた時間。対して猫カフェの場合は、ずっとそこにいないといけない。

新美 すると動愛法で、猫カフェという新たな業種を設定することになる。ひいては、すべての動物種に応じて条項を作らなければいけない。

吉田 犬猫については既に「犬猫等販売業者」という規定が設けられている。

新美 犬と猫を区別してもいいが、区別して規制するだけのデータが出てくるかどうか、という問題になる。

司会 だが今回の改正では、「犬カフェ」と「猫カフェ」は区別して議論している。3月1日の動物愛護部会では事務局側が「今回は猫に限定する」という趣旨のことを強く確認していた。犬が区別されたのは「猫が夜行性だから」というところから、規制緩和の議論が始まったためだ。今になって犬と猫が区別できないというのはおかしい。

新美 犬と猫をわけたのは前任者なので、その理由を私は知らない。また、今回は猫についてのデータしか部会には示されていない。もし犬のデータも出てきていたら、犬カフェの営業時間も延ばしたかもしれない。もっとも、社会において、犬カフェに対する需要があるかどうかであるが。

吉田 猫について、きちんとしたデータがそろうまでは経過措置を続ければよかった。施行規則改正の手続きを取るにはやはり根拠が薄かった。

「休息できる設備」はくさび(新美)

新美 法による規制をどう考えるかの違いだ。科学の限界で、「リスクがある」ないしは「ストレスがある」ということが確定できない時に、どう規制をかけられるかという話をしている。

司会 そもそも1965年の実験、1981年の調査で、猫は夜行性ではなく薄明性であるということがわかっている。部会ではこのデータにあたっているのか。

新美 夜行性かどうかは議論にならなかった。動物学者からコメントもなかった。

吉田 科学的データ、人の感情ということを考えれば、今回の判断は、社会状況を十分に理解してなされたものではないという気がする。

新美 部会では、猫のストレスを軽減ないし解消するための「休息できる設備」をきちんと作ることが最も大事であって、営業時間の時間帯をどうするのかはその次であろうという意見だった。だから「休息できる設備」についてはきちんと書くことにした。実際、各自治体への通知で、しっかり定義されている。

司会 改正前は、キャットタワーの高いところを「休息できる設備」と言っている猫カフェもあったが。

新美 改正後はそれは通らない。人から隔離できる、人から見えない、照明や音響にさらされない場所のことを「休息できる設備」としている。

吉田 猫ブームが来ている。日本の場合は学習効果が発揮されない傾向が強いので、犬についてこれまであった失敗が、猫について起きるだろう。すると売れ残る猫が数多く発生し、これを猫カフェで売るという業者が出てくる可能性は高い。新たな社会問題にならないだろうか。

新美 あり得る状況だと思う。11歳以上の高齢猫に対して定期的な健康診断を努力義務化したことが、問題に対処する布石になると思う。場合によっては、この年齢を下げたり、義務に近づけたりするなどの施策が取れる。犬猫等販売業者が猫カフェという形態を取り入れたとしても、対応していけると思う。

吉田 猫カフェについては感染症の対策も必要だ。また猫の精神疾患についても目配りする必要がある。獣医師との連携が、ペットショップ以上に必要になってくる。

新美 手は打てる。「休息できる設備」というのは一つの楔。飼育頭数が多ければ、「休息できる設備」というためには、それに応じて広くなければいけない。今後、頭数と広さについては、監督官庁として目安を示すことが期待される。

吉田 猫には縄張りがあることが懸念材料だった。縄張りが主張できる広さでなければ、ストレスの原因になる。

新美 猫同士がケンカするような広さでは「休憩できる」とは言えない。定義を加えていけばいい。

動物愛護法は過渡期を迎えているか

吉田 最近、環境省が「科学的な根拠はなにか」という話をあちこちでする。たとえば札幌市が「8週(56日)齢規制」を全国に先駆けてやろうとしたら、環境省が札幌市に対して「科学的根拠を示せ」と言ったようだ。

新美 業者の規制をすると、業者から「根拠を示せ」との批判が環境省に来る。だからどうしても根拠を追究する必要に迫られる。そのため「科学論争」に入らざるを得ないのだろう。

司会 猫カフェの営業時間の規制緩和で、潮目が変わったと見る向きもある。

吉田 「動物愛護管理法」は改正のたびに「動物関連業者規制法」になっていった。環境省がこれまで、積極的に動物愛護を進めるという方向で進んできたことは間違いない。だが今年に入って環境省は、札幌市の条例に横やりを入れた。続いて、猫カフェの夜間営業を例外的に認めるという施行規則改正を行った。しかもその改正は、十分な根拠に基づいてはいないようだ。ひょっとして環境省は、いまの法律を点検する必要性が出てきており、場合によっては、一部制度の廃止を検討すべきかもしれないと考え始めているのではないか。

新美 最後の点は的を射ているように思う。過渡期かもしれない。

吉田 そうすると猫カフェの問題などは、環境省では、最初に夜間展示禁止の施行規則を作った際に、社会を読み違えたと見たのか。

新美 どういう発想だったのかまでは、わからない。

吉田 環境省がどういう見通しをもってこういうことをしているのか見えてこない。

司会 環境省の札幌市への対応や麻布大学の菊水健史教授に委託している調査のサンプル収集スキームを見ていると、動愛法の本則にある「8週(56日)齢規制」についても消極的になったのではないかと疑いたくなる。

新美 環境省が「56日」を断念しているという雰囲気はない。「本則(56日)に戻す」というタイミングを探っているのだと思う。

吉田 本則を、実質的にはなかったものにするというような状況は作り出すべきではない。法律というものの信頼性と法的な安定性というものを確立するということとの関係で、そこが非常に大切だ。

新美 8週齢規制の付則は激変緩和のための経過措置だから、いずれ本則に戻るべきもの。しかし、猫カフェについては施行規則が、試行的なものだった。トライアルの結果次第で、どっちに転ぶかはわからないというとらえ方だった。一方で今回の改正で、高齢猫の定期健診を努力義務にしたり、「休息できる設備」の具体化をはかったりしたことは「次の段階」へのきっかけになる。たとえば猫を利用するということは、人間でいう「労働者」として使うのと同じ。労働法に類比させるならば、産業医=提携獣医師が、ちゃんと労働者=動物(猫)の健康を管理するという一つのモデルを作っていくことになる。

吉田 犬猫等販売業者からすると、終生飼養確保は大問題で、影響低減のため多大の努力をしている。過去の経験上、構造的問題の生じやすい時期で、科学的成果を有効に活用し、規制を含め適切に対処することが大切だ。猫カフェ問題は、第一歩として注視したい。

(朝日新聞タブロイド「sippo」(2016年6月発行)掲載)


ふと思い出したので書いておこう。

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体重25kgの黒犬雑種 うちのずぴくん(2013年没)
晩年の病院通いでいつの間にか、診察室に入ると勝手にひらりと診察台の上に乗っていました。
飼い主もぼーっとしてる間にひらりとやるので、ま、いっか、楽だし。と思ってそのままやらせていました。

ある時、かかりつけの病院が新築されて、リニューアルオープン。初めての診察日。

玄関入って・・・・・ずぴくんが「あれ?」って思ったのがアタシに伝わりました。

「そうそう、新築したんだねーわかる?ずぴくん。すごい立派で素敵だねー」(アタシ心の声)

アタシの心の声が終わるか終わらないかのタイミングで
ずぴくん、目の前にあった、なんか大理石っぽい超立派な受付カウンターの上、目がけて飛びました。

しかもそのカウンター人間の胸の高さで診察台よりやや高い。
ジャンプの高さが足りず、カウンターに爪を立てながらずり落ちました( ゚Д゚)

新築なのに・・・・・・・・・・・・・・・( ;∀;)

病院のスタッフに平謝りして、その後診察して帰ってきました・・・・・

次に犬を飼うことがあったら、犬勝手に動かないように教えようと思う・・・・・・
今だから懺悔。先生ごめんなさい< (_ _)>

これはーずぴ6歳ぐらいかな。ツヤツヤだもんね( *´艸`) 真っ直ぐな子でした。どこまでも真っ直ぐ(笑)
bbs263

ママに貰った凪ずぴDVDはまだ見れない・・・・・。


札幌市動物の愛護及び管理に関する条例。

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凪たん、ずぴくん、お空から見ていますか。
元気にやっていますか。

タイトルの件、本日公布だそうですよ。
この喜びを誰と分かち合おうかってそりゃ愛犬2頭ですよ、今はもうお空の上の。

この条例の第7条4項の規定がもう これよこれ

第7条 飼い主は、動物の飼養に当たり、次に掲げる事項を遵守しなければな
らない。
⑴ 動物の種類、性質等に応じた必要な給餌給水、運動、休息及び睡眠を確
保し、その健全な成長及び本来の習性の発現を図るよう努めること。
⑵ 動物の健康状態に常に留意し、必要に応じて獣医師による治療その他の
動物の健康を保持するための措置を講ずること。
⑶ 動物の種類、性質等に応じた飼養施設を設け、これを適正に維持管理す
ること。
⑷ 動物を譲渡する場合は、原則として、離乳を終え、成体が食べる餌と同
様の餌を自力で食べることができるようになってからこれを行うこと。た
だし、犬及び猫にあっては、生後8週間は親子を共に飼養してから譲渡す
るよう努めること。

いわゆる8週齢規制ってやつですね。
凪たん、ずぴくん、神は札幌にいたわ・・・・・・・・・・・・・・・・・
灯台もと暗しってこういうことを言うんですね。

札幌の条例ではずみがついて、次回の法改正でも8週齢規制が成立するんでしょうね。
当たり前の流れですね、本当に嬉しいです。
だってもう業者の半分以上は8週以上で引き離してるらしいですよ。
なんか拍子抜けです。反対勢力ってどこの誰?って感じですね。
いやでもそうですよね、もうずっと前から議論してて今激変緩和措置中なのに
ぼけらーと今までと同じ業態続けてたらそれはもう自業自得としか・・・・・・
きっと被害妄想だったのかな。組織票もコピーらしいし?
きっと2~3人が頑張ってコピーしてたとしか思えない。
色々本当に長かった・・・・

凪たん、ずぴくん
君たちが生きてた時代よりも世の中数段良くなっていますよ。
たくさんの方々のご尽力のおかげです。本当に感謝です。

北海道では子犬や純血種はほぼほぼ殺処分されることが無くなりました。(見えてる限り)
情報さえ出ればむしろ引く手あまたで争奪戦です。
今は「保健所に行けばタダで犬が手に入る」
と言う勢力対策を考えなくてはならない時代になりつつあります。
(※老犬や野犬、負傷や疾患持ちなどは情報も出ずに殺処分になっています。)
官民ともに譲渡しの際の、不妊措置とチップの挿入は避けて通れないと思います。

あとは繁殖業者が予約を取ってから交配をして
避妊去勢を終えて生後3か月くらいで直接、生涯のオーナーに売渡し
万が一、オーナーが飼えなくなったらブリーダーが責任を持って引き取る
と言う形が出来るのを待つのみです。

個々の犬にとっての一生が幸せなものでありますよう
人間の道具として使われる犬がいなくなりますよう
飼育されている犬の数が激減しますよう
これからも多くの方々に頑張ってもらいたいです(いつまでも他力本願)

きっと天国でこんな感じで笑ってると思う(*^^*)本当に良かった。
20090509_100834_0057

さっぽろワンlife! 祝 条例成立  ← 札幌市民の祝い記事リンクしました。読んでね♡


「犬猫の親子を引き離さないで!」画期的条例、札幌で Yahoo!

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さすがにこれはスルー出来ないのでコピペ。

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「犬猫の親子を引き離さないで!」画期的条例、札幌で
Japan In-depth 2月20日(土)11時1分配信

「犬猫の親子を引き離さないで!」画期的条例、札幌で
「札幌市動愛条例の『幼い犬猫守る条項』を応援する緊急院内集 会」(c)安倍宏行
「8週齢規制」と言う言葉を知っておられるだろうか?
動物は生まれてから8週間は親から引き離さない、という規制のことだ。動物は、離乳前の幼い内に親から引き離されると社会性が欠如し、吠えたり噛んだりする問題行動を取る傾向が強まることがわかっている。そればかりでなく、まだ抵抗力が十分でないため、伝染病などにかかりやすいなど、問題は多い。

そのため、多くの国で8週齢規制が行われているが、日本ではまだ法制化されていない。そうした中、札幌市では全国に先駆け、すべての犬猫の飼い主に「生後8週間は親子を共に飼養してから譲渡するように努めること」と努力義務にする条項を盛り込んだ動物愛護条例の制定が3月上旬に予定されている。

こうしたことから、19日、8週齢規制の全国的な広がりを後押しするため、東京千代田区の第二衆議院会館にて「札幌市動愛条例の『幼い犬猫守る条項』を応援する緊急院内集会」が開かれた。会には、「犬猫の殺処分ゼロをめざす動物愛護議員連盟」の国会議員や、動物愛護団体の代表、獣医師や法律の専門家、ボランティアら140名が集まった。

会の冒頭、動物愛護に取り組んでいる女優の浅田美代子さんが「8週齢規制は札幌市が初めて。35日~40日で(市場に)出されている動物は離乳の時期。買った人が懐かない、といって棄てている。そして殺処分になる、と負の連鎖になっている。他の自治体でも(8週齢規制を)どんどん広げてもらいたい。条例の方が法律より強い場合もある。是非応援してもらいたい」と述べた。

動物愛護議員連盟の松野頼久衆議院議員は「前回の動物愛護法改正の時(2012年)、5年後に8週齢規制が入るはずだったが、環境省が怠っている。やろうとしていない。今国会、予算が上がったら環境委員会でしつこくやりたい。多くの自治体では、条例と動物愛護法が一致していない。(動物を)毒殺、薬殺していいなどという条例がまだ生きている。こんなことも取り組んでいきたい。全国の自治体が札幌市のように頑張ってもらいたい。」と述べ、8週齢規制の法制化に意欲を示した。

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同じく議連事務局長の福島みずほ参議院議員は「札幌市の条例の成立を心から応援したい。国会でも議連や超党派で8週齢実現のために頑張っていく。」と述べた。また、元衆議院議員でTOKYO ZEROキャンペーン代表の藤野真紀子氏は、「札幌の条例を形にし、全国に普及させ、法律にしよう。(議連で頑張っているような)力のある国会議員をしっかりと支援することが大事。」と述べた。

札幌市動物愛護管理条例「幼い犬猫を守る条項」について、弁護士の細川敦史氏は、札幌市条例が成立すると動物愛護管理法の本則56日規制の完全実現への布石になりうる、と評価した。その理由として「別に法律で定める日」の検討事項の一つ、「親等から引き離す理想的な時期についての社会一般への定着の度合い」に貢献することが期待されるからだ、とした。

一方、慶応大学法学部 大屋雄裕教授は、札幌市の条例に対し、国から「2012年の動物愛護法の上乗せ規制ではないか、と指摘される可能性がある。」と問題点を挙げた。国の法律で経過規定を設けたのに前倒しようとしているとみられる可能性があるからだ。法律的に既にある規制を上回る規制をかける条例は過去の判例を見ると認められていないという。国の法律は、56日にいつするとは言っておらず、検討を始めるとは言ったがいつ終えるとも言っていない。これが問題となってくるというわけだ。

法律的にこうした攻撃を受けた場合の対抗措置として、札幌には特有の事情がある、と説明する方法がとりうる、と大屋氏は説明する。札幌では、「市民や販売業者に周知が進んでいる」と説明することで、懸念の解消を主張できる、という。また、「状況が整えば56日化する」という動物管理愛護法の文言をみると、札幌が率先してやることにより、「(状況が)整ったエリア」が増えることになるわけで、条例化を進めることの正当性を主張することが出来るという。

いずれにしても札幌市の条例制定は小さな一歩にすぎない。しかも、8週齢規制だけでは、年間10万頭(平成26年度 環境省調べ)もの犬猫殺処分をゼロにすることは出来ない。そもそもペットショップで犬猫を買うことが一般化されている日本は、シェルターという動物保護施設から動物が譲渡される諸外国から見ると例外的だ。さらに、生まれて間もない子犬や子猫を好む私たちの指向は、悪質な繁殖業者の存在を生み、増えすぎた子犬や子猫が不法に遺棄されるという犯罪を生むことに繋がっている。

こうした現状を改善し、動物との共生を図る為に、ペットを飼っている私たち一人一人が、動物を取り巻く環境について、知らなければならない。その上で、自分たちは一体何ができるのか、考え、行動するきっかけに札幌市の動きがなることを願う。

安倍宏行(Japan In-depth 編集長・ジャーナリスト)

元繁殖犬て見たことありますか。
心身ともに色んなレベルがあるのでしょうが
精神的にもなんかおかしくて、本当に可哀想です。

日の目を見ることが出来た犬はまだ幸せで
一生ケージ内で(早く死ねと思われながら)飼い殺しとか、餓死とか、傷病の放置とか
最悪生き埋めとかも・・・

よくもまあそんなことしてご飯食べれるなって感心します。

買うほうも買ほうなんですが・・・・

パピーミルのオーナーになった気持ちで考えてみてください。
どんな規制が最も経営に悪影響でしょうか。
儲けるためには、どんな規制をかけられると困りますか。

繁殖業者と嶺泊への怒りのモチベーションは何年経っても同じだわ。

それにしても松野さんてかっこいいねー
もうずーっと一貫して何年も前から取り組んでくれています。
松野頼久衆議院議員

あ、それと塩村あやか都議会議員。
身体張って頑張ってくれています。

感謝です。


動物福祉向上を目指して、札幌市動物愛護条例の「生後8週間は親子を共に飼養する」条項を応援しよう!

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change.orgで署名が立ち上がっています。

遅ればせながら賛同しました&支持しています。

↓↓↓ クリックで署名サイトchange.orgへ ↓↓↓
動物福祉向上を目指して、札幌市動物愛護条例の「生後8週間は親子を共に飼養する」条項を応援しよう!

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「幼い犬猫を守る『札幌市の動物愛護条例』を応援する緊急院内集会」
    ~動物福祉向上のために、この取り組みを全国へ~

全国に先駆けて「動物の福祉の向上」を目的に掲げ、すべての犬猫の飼い主に「生後8週間は親子を共に飼養するよう努めること」と努力義務にする、先進的な条項を盛り込んだ動物愛護条例の制定が間近です。この条項の意義を広く共有するとともに、全国からこの条項制定についての支持の声を、札幌市に届けます。また、札幌市と同様の趣旨の条項を条例に盛り込む取り組みが他の自治体へと広がっていくよう、皆さんで応援をしましょう!

日 時:2月19日(金)18時~19時30分
会 場:衆議院第二議員会館 多目的ホール
     ※東京都千代田区永田町2-1-2 ※最寄り駅:国会議事堂前駅、永田町駅

札幌の条例は本当に素晴らしいと思います。
今できることを様々盛り込み、動物の福祉向上を目指す。

今思えば、昔は公園で犬放してセンター職員(?)に怒られたこともあったっけなぁ・・・(遠い目
ちゃんと決まりは守らないとダメです。

DCIM0423

8週齢の季節(?)がまたやって来ます。

bana170100

8週齢もパピーミルに置いておくのは最悪です 
➡ 現状維持の薄利多売の生体ビジネスのままでいいのでしょうか
引取り手数料なんて取ったら遺棄が増えて困ります 
➡ 無料で役所に引き取らせ、捨てる飼い主になんのペナルティもないままでいいのでしょうか

何もかも完璧になんて出来るわけがないんだから
少しずつでも前に進んでいくことが大切と思います。
そういう意味でも札幌は大きな一歩と言えるのでしょうね。

返還手数料はなんか高いままだけどね・・・

札幌市動物の愛護及び管理に関する条例の制定について

札幌市動物の愛護及び管理に関する条例・同条例施行規則(案)に対する市民意見の概要と札幌市の考え方(PDF:308KB)

札幌市動物の愛護及び管理に関する条例(案)(PDF:355KB)

もういい加減ゴネるのやめたらいいのに・・・・みっともない。
あ、業者さんたちがね。


わー。

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キリ番ゲット   (なつかしー。)  300000番

300000

これは・・・・神のおぼしめしだな・・・・

神の・・・・・

毎度更新しない当ブログのご愛顧ありがとうございます。

あーーーーーー。

せっかくだからなんか写真・・・・
いつだろう、2012年の冬かな
DCIM0652


どうぶつ救援本部 東日本大震災義援金の使い道。

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https://doubutsukyuen.org/main/delivery
色々と問題があるようです。
追及してくださっている方々には感謝です。

あとでじっくり見たいので魚拓。

義援金支援先 « どうぶつ救援本部 一般財団法人全国緊急災害時動物救援本部
http://megalodon.jp/2016-0110-1023-08/https://doubutsukyuen.org:443/main/delivery

動物愛護団体ウォッチャー(誰)のアタシが聞いた事もない団体がいっぱい。
震災に乗じて出来た所もたくさんあるのでしょうね。
すでに無いところは、寄付金分の働きを終えて解散なのでしょうか。
この義援金に頼り過ぎた団体が、職員への給与未払いなんてニュースも記憶に新しいです。
見通しが甘かったのかしらと思わざるを得ません。

これだけのお金があれば・・・もっとなんか・・・
義援金収入が無くなると運営が苦しくなって自然消滅なんてことのないようにお願いしたいですね。
動物のために。

何度も言いますが、収支報告すら出そうとしない保護活動は
動物のための活動ではなく、稼ぐための活動ですからそんなところを応援しても
いつまで経っても問題解決に至りません。
寄付をする時はお願いだから嘘でもいいから(いや、ダメだけど)
収支報告しているところにお願いします< (_ _)>

世の中の自称動物好きが早く気付いて、不幸な動物がいなくなることを願っています。
もうずーーーーっと前から。

やまちゃん撮ってくれたお気に入りのお写真(*´▽`*)
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札幌市の動物愛護条例 パブコメ始まってますー。

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取り急ぎお知らせです。
札幌市は猫の餌やり禁止条例じゃないですよ。
和歌山とかは原則禁止なんですって。そりゃみんな怒るわw

札幌市動物の愛護及び管理に関する条例(案)について意見を募集します

野犬掃討って名前の条例が無くなるだけでも嬉しいです。

法律が変われば、役所が変わる
役所が変われば、助かる命が確実に増えた。

前回の動愛法改正でも、はっきり見えました。
潜んでいた問題が顕在化したってのもありましたけど。

だから、法律や条例を変えるのは本当に大切です。

動物たちのために、ご協力お願いします< (_ _)>

あ、そうそう、あの!アエラの太田さんが今週土曜日札幌に来るですよ!!!
http://shippo-days.seesaa.net/article/428521105.html
生太田さんを見に行きましょうw

あ、そうそう犬の繁殖制限規制も動き出したとのこと
これまたshippoサイトで太田さんが記事にしてくれています。
http://sippolife.jp/column/2015102600003.html
8週齢みたいに検討しただけに終わらないよう、ちゃんと見張ってないといけません。
見張るとこ多すぎでキャパオーバーw

犬を殺すのは誰か

犬を殺すのは誰か
著者:太田匡彦
価格:1,296円(税込、送料込)
楽天ブックスで詳細を見る

この本が出たのはもう5年前。今文庫本もあるのですね。

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5年前の なぎじゅぴ。 可愛いなぁ・・・いつ見ても何度見ても・・・
犬飼いたいなぁ・・・


円山動物園でのマレーグマ「ウッチー」死亡事件について。

Posted on

署名サイトへ飛びます。

クリックしてください↓↓ NHKも全然ダメでしたね、核心になぜ触れない。
ウッチーは事故死じゃない、虐待死です。ここ大事なとこ。

円山動物園による虐待で犠牲になった 「マレーグマ・ウッチー」の命と生涯を決して忘れない。
動物園で飼育される動物達の『命の尊厳と安全』を守るためにできることをしよう!!

愛犬ブログからどんどん離れていくような気がしますが、今日全国放送で見て
まったく核心に触れられておらず
(オスグマの問題行動と言っていて、あえて言うなら担当者の問題行動です。)
言わずにいられなくなったので、お時間ある方はお付き合いください。

マレーグマ 「ウッチー」メス 推定30歳以上の老齢ワイルド個体
マレーグマ 「ハッピィ」メス 8歳 動物園生まれ
マレーグマ 「ウメキチ」オス 5歳 動物園生まれ

ハッピィとウメキチの繁殖のための同居訓練に
科学的な根拠なく一緒にされた「ウッチー」がウメキチにひたすら痛めつけられている動画です。
来園者が泣きながら撮っているそうです。
3本あるうちの3番目の動画です。
ちなみに私は1番目の途中から可哀想で見ていられなくなり、すべては見ていません。すみません。

少なくとも20分以上この状態が続き、飼育員がこれをずっと観察していたそうです。
(動画にも丸窓から覗く様子が映っているそうです。)

「ウッチー」は、この後、問題無いと判断され、17時に担当獣医が帰宅し
19時には担当飼育員も帰宅し、翌日、亡骸となって発見されました。

興味を持たれましたら、まとめサイトなどもあるので調べてみてください。
http://matome.naver.jp/odai/2144091803461810101

そう言えばお写真撮ってきました。
この時は、動画見て速攻で行ったので、後日また行ってお花を供えてきました。
動物園なんて行くこと無いのに・・・
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◆円山動物園過去の事故◆
2010年3月1日、ワラビーの「サンデー」(3歳)死亡。暖房から急に噴き出たスチームに驚いて施設内の壁にぶつかったと見られる。
2010年11月13日、エゾヒグマの「とわ」(2歳)と「カステラ」(0歳)が同じ放飼場に入ってしまい、体の小さな「カステラ」が「とわ」の攻撃に遭い、死亡。
2013年1月7日、コツメカワウソの「コチカ」(1歳)が死亡。プール内ですでに死んでいるところを発見。死亡原因不明。
2013年1月8日、シンリンオオカミの「キナコ」(13歳)が、檻越しに他の個体に噛まれ出血死。
2013年4月24日、インドオオコウモリが死亡(2012年に円山動物園に来園)死亡原因不明。
2013年9月24日、ホッキョクグマのマルルが転落(この事故以前にも飼育環境の危機管理の不備が市民から指摘されていた)
2014年5月28日、マレーバクの「トーヤ」(2歳半)屋外プール内の壁と鉄柵との間に左顎を引っかけ、溺れて死亡。
2015年5月3日、コツメカワウソの「ずんだ」(生後9カ月)がプール内の濾過取水口に右後肢を吸い込まれ溺れて死亡。
2015年7月25日、マレーグマのメス「ウッチー」(推定30歳以上)が、オス「ウメキチ」(5歳)、メス「ハッピイ」(3歳)の繁殖の補助的役割として同居。5回目の同居の7月24日にウメキチからの暴行を受けて、翌日死亡。
2015年8月23日、グラントシマウマの「飛馬」(6歳)が、馴らし訓練を怠ったストレスにより園内移送中に死亡。
2015年8月30日、マサイキリンの「ナナコ」(11歳)が、胃内容の誤嚥による窒息死。

見ているのもつらかったと思います、ウッチーの動画を撮ってくださっていた方のおかげで
この動画が証拠となり、札幌市動物管理センターが動いてくれました。
動物管理センターが、動物愛護法に基づいた調査と「改善勧告」を動物園に対してしています。
http://www.city.sapporo.jp/somu/koho/hodo/201508/20150821.html

動愛法に基づく改善勧告と言う行政処分は
劣悪なペットショップに対してもなかなか出ない処分だそうです。
僭越ながら、動物管理センターは最近素晴らしい仕事をされていると感じます。
気持ちだけではできないことも多いので、早く新しい愛護センターを
こういうやる気のある人達のところに予算をつけてあげると
バランスが取れて力を発揮していただけるのではと・・・横道に逸れました。

動物たちには、健康で長生きして欲しい。どの動物にもそう思います。
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生きている以上いつかは死にます。
飼育下の動物の寿命は、野生のそれより長いと聞きます。
でも円山は、野生以下だろうと思います。
飼育している以上、動物の健康と安全の保持は飼育者の義務です。

3年後、円山動物園は、ミャンマーからゾウの群れ(4頭)を導入するそうです。
施設に20億円かけ、ランニングコストが年間2000万円だそうです。
6800万円で、どこからかシマウマやらキリンやら数種類を調達して、ばくりっこするみたいです。

施設は色々と新しくなっていましたが
今いる動物たちすら満足に飼育できない、動物に対する愛情を全く感じないお役所仕事だと感じます。
ウッチーは円山動物園に28年間も住んでいたそうです。その最期がこれでは、あまりにも哀れです。
前々から問題点は多々指摘されていたようで
隠ぺい体質で信用できないと言う評価もちらほら見聞きします。

この状態では、ゾウの導入は白紙に戻して少し落ち着くべきだと思いますが
札幌市民の皆さんは、ゾウは必要だと思いますか?
この寒い札幌に、新たに導入する意義って何でしょう。
費用に対して何か成果はありますか。
うちの子供は、動物を見るより新しい遊具で遊ぶほうが断然好きです。

ウッチーは決して「クマ同士の闘争」で死んだわけでは無く
人間の勝手な都合で一緒にされ、重傷となり、それを放置されたあげく亡くなった。と言うのが真相です。
(ネグレクト型ってのは放置のことを言ってます。)
正しい認識を札幌市民の皆さんに持って欲しかったし
こんなずさんな動物園に、巨額の予算をつけてまで新しい大型動物(ゾウ)を導入するべきなのか
考えてもらえたら嬉しいです。
秋元さんは、メール読んでくれるそうですので^^

良く言いますが

「飼いたい動物と飼える動物は違う」

どうか肝に銘じて欲しいと思います。

在りし日の凪さん・・・可愛いね♡ 14歳かな。
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うちも飼いたいのですが、経済的にも時間的にも無理なので今は我慢我慢。

あ、それと、うちの近所のスーパーに入っていた陳列販売ペットショップは撤退しました。(メモ)
ふふ。次どこにしようかな。


うちの凪たん、6月12日に亡くなりました。

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しっぽの会が、署名を5万人目標で集めておりまして
今週の金曜日、24日で〆切です。あと3000人ぐらい?

札幌市にどうぶつ愛護センターを建設したいと言う要望署名です。
既に市議会に陳情済みで、署名の数が、陳情を後押しします。

まだの方は、是非ネット署名お願いします< (_ _)>
http://goo.gl/lr0y1U

きちんと天寿を全うして、飼い主に見送ってもらえる幸せな犬を増やすには
どうぶつ愛護センターは必要不可欠です。
それは、殺処分の低減ももちろんですが
どこぞの老人のような不適切な飼育しかできない動物の所有者を減らして行くために
直接働きかけができるのは、行政の動物愛護管理部署しかないからです。
(ケーサツがもっと動いてくれればもっといいのですが。)

苦痛と戦い天寿も全うできず、誰にも看取られず死んでいく犬猫がいなくなればいいと心から思います。

札幌市の現在の犬猫殺処分機内部の画像と解説が詳細です。
興味のある方はどうぞ。
http://shippo-days.seesaa.net/article/422732418.html

早く取り壊されますよう、署名のご協力お願いします< (_ _)>
http://goo.gl/lr0y1U

で、凪さんは、脳出血で6月1日から入院加療中
病院で逝ってしまいました。

もう意識も無かったんですが・・退院予定の日の朝で・・・・・
思い出すと悲しすぎるので、またそのうち。

生前多くの方々からお世話を受け
可愛がっていただきましたことに深く感謝をいたし、厚くお礼を申し上げます< (_ _)>
葬儀告別式は、近親者のみにて相済ませました。
誠に勝手ながら、ご厚志はご辞退申しあげますのでご了承下さいますようお願いいたします< (_ _)>

才色兼備プラス凶暴な可愛い子でした。
もうあの子以上のコーギーはいない。
目に入れても痛くないほど、可愛くて可愛くて
最初の犬で
蝶よ花よと育てたら(?)、超わがままで犬にケンカ売る犬になり
ヒヤッとしたことも多々・・・

16年間ありがとう。また生まれ変わってここにおいでー
今度は育て方に失敗しないぞ。

最期も・・・飼い主できることは全部やりきったって言えないから・・
ごめんね。
できること、全部してあげたかったよ・・・

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