今だから思うこと。

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ただいまって、ドア開けるとき
毎回じゅぴいますようにって一瞬祈るんだけどやっぱりいないの。

凪さんはもうずっと前からぐーぐー寝てて気付かない&出てこない。(;A´▽`A
・・・・・はずだったんだけど、最近一人だってことに気づいたようで、毎回迎えに出てくるー。ビックリ。
それでね、おかえりーってとても嬉しそう。やっぱり寂しいんだね・・・
凪もだんだんじゅぴの存在の大きさが分かってきたもよう。遅いけどね。

さて忘れないうちに書いておく。
今だから思うこと兼病状まとめ。

じゅぴは生まれてからアレルギーとか持病とか基礎疾患はありませんでした。
生後8ヶ月で去勢して以来、手術もありません。

2012年11月初旬ごろから 片側性の鼻水症状あり

2012年11月18日 ドッグドッグのレントゲンにて脾臓に怪しい所見
2012年12月01日 脾臓エコーにて病変確認
2012年12月03日 脾臓針生検実施 ⇒ 髄外造血(12/8)
2012年12月08日 鼻水の抗生剤など服用開始
このころ、血統、犬種、年齢等から内臓(脾臓)腫瘍を疑い、針生検で髄外造血と言われるも
念の為の脾臓摘出を検討、同時に鼻水症状が1ヶ月間内服薬他を色々試しても好転しないため
鼻腔内視鏡を予定していた。

2012年01月06日 肝数値の原因不明の上昇があり、脾臓摘出延期。
脾臓の病変よりも(とりあえずは針生検で髄外造血と結果出てるため)鼻水のほうが気になり
酪農大学に予約を入れてもらう。
このころ、原因不明の消化不良?エサ倍量でようやく体重維持。

2013年01月24日 酪農大学にてCT検査 異常所見無 鼻水については【わからない】
腫瘍の先生にCTで脾臓含め全身を見て貰っていて、この時 (見える)脳腫瘍は無かった(はず)
この間も、定期的に血液検査、(頭部)レントゲン、(脾臓・肝臓)エコーなどで経過観察。
服薬により、肝数値も徐々に下降。

2013年03月09日 鼻水症状の緩和を目的としてステロイド投与開始。

ステロイドの副作用か、異常に元気、食欲もありご飯も増やしてる割に体重が増えないのが不思議だった。

2013年04月01日 突然動けなくなる。
       血液検査の結果、肝数値が跳ね上がっており、ステロイドの影響だろうとのこと。
       3日間点滴に通い、なんとか復活。

2013年05月01日 また具合悪くなり、病院へ行くが原因分からず。
        血液検査の数値はまだ正常値ではないが良くなっている。
       ステロイドは2日に1回4分の1錠 ⇒ その後極力飲ませないようにする。
   
2013年06月15日 鼻水が酷い時に、頓服的にステロイドを飲ませることになったが、飲ませると異常に体調がいい。
        「今日体調が良さそうなのは、昨日の夜にステロイド投与したためと思われる。
         と言うことは、ずぴの不調の原因は、どこかの炎症か、鼻水のせい?」
        と、日記に書いているのでこの時すでに脳腫瘍に効いていたと思われる。
2013年06月22日  血液検査の結果が良く、本人も調子が良い。

2013年07月07日  血液検査良好、心電図で不整脈と言われるも
        「心臓自体に問題があるわけでなく他にどっか・・」と先生が発言していたらしい。
2013年07月27日  藁にもすがる思いで3週連続してオゾン療法と鍼灸を試すも効果なし。

2013年08月03日  血液検査異常なしにもかかわらず、具合が悪い。
2013年08月06日  甲状腺機能の結果異常なし。具合が悪いので心臓を疑われる。
2013年08月17日  ふらつき、自立困難にもかかわらず、血液検査心電図異常なし。 

2013年09月14日  専門医CT検査で延髄付近の脳腫瘍が確認される。
2013年09月21日  永眠

ステロイドの量とかもっと事細かに書きたかったけど、限界です。

結果的に鼻水を止めるために使っていたステロイドが、いつからかは不明ですが
脳腫瘍に効いていたと思われます。
延髄付近の脳腫瘍で、外科手術も不可能だったため
良く考えれば「最速で対症療法できた」んですよ。

でももし、生検や手術のできる腫瘍だった場合、鼻水止めるのに飲ませたステロイドのせいで
症状の発見、検査、処置が遅れたってことも考えられるんだと思います。
それが取ればなんとかなるものだったとしたら?
考えただけでもぞっとしました。

「ステロイドは副作用が怖い」って良く聞きますが
本当に怖いのは、「他の症状も隠してしまう」ことなんだと思います。

その「他の症状」が命にかかわる疾患の症状だった場合、後悔することにもなりかねないので
本当に他に異常が無いのか入念にチェックした上で使わないといけないと思いました。

犬は、飼って経験してみないとわからないことだらけで・・・本当にごめんねって思います。
経験しても・・ちゃんとはわかってあげられないよね。


土曜日の病院の話。

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病院にて、もういっぱいいっぱいのずぴくん。

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慣れることはないのかしら。

11月18日、ドッグドッグにてレントゲン撮影など。
12月1日、レントゲン写真にもやもやしてる脾臓を超音波検査。病変確認。
12月3日、針生検実施。

針生検の結果。
赤血球を背景に、様々な細胞が散在しています。大小のリンパ系細胞や好中球、有核赤血球などで、巨核球も散見されます。立方形の細胞も、小集塊状に少数認められますが、異型性は認められません。

コメント:有核赤血球や巨核球が認められることから、髄外造血が示唆されます。また表層の中皮細胞と考えられる細胞集塊も少数認められますが、異型性は確認されません。塗抹上に明らかな異型細胞は認められませんが、細胞診では全体像の把握が困難ですので、結節部が増大傾向を示す場合や出血性の貧血などの臨床症状を呈してくる場合には、再検査や組織検査をご検討下さい。

と言うことで、平たく言えば、針で取れた細胞については髄外造血(非腫瘍性)っぽいねと言うことで
7,8割がた今、来週焦って摘出するほどのものでは無さそうってことでした。
その可能性も含めて、22日手術(悪性腫瘍の可能性がゼロで無いならゼロにするため)の予約を入れていたのですが
ずぴ君、咳、逆くしゃみ、鼻水(片側性)などの症状があるのでその辺も含めて先生と相談した結果
今の呼吸器系の症状を内服で試してみてから、次の検査が全身麻酔をしなければならないものなら
それと一緒に脾摘と言うチョイスになりました。

片側からしか出てこない鼻水が気になって気になって、内視鏡でもCTでも早くやりたいアタシを先生がセーブ(笑
あんまり急ぐと階段を踏み外すよと言っていましたよ(; ̄ー ̄A アセアセ・・・

薬飲んでも良くならないしね・・・・もう1ヶ月は症状が続いています。

鼻のレントゲンはキレイらしいのだけどね、色々と悪い想像するのが得意なアタシです。

これからはずーっとあそこがどーした、ここがどーした、治療はどーするってずーーっと言ってるんだろうなー。
最期に飼い主の自己満足で終わるために・・・。

院長夫人と理想の死に方について話してきました(笑



血管肉腫疑い。

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健康診断サボって一年半も開いちゃったから、バチあたったのかなー。

いやでもまだ確定診断ついてないしね。

凪ちゃんは、見た目になんだか老いたねーって思うけど、今回の健診では特に異常なし。

問題はずぴ君ですよ。見た目に全然元気なずぴ君。
写真のレントゲン写真の脾臓の輪郭がモヤモヤしてるってんで
その辺狙ってエコーしてもらったんだけど、明らかな病変があるらしく、先生はその後心臓も念入りにエコーしてくれました。
転移を心配したみたいです。
血管肉腫・・・・1番警戒してた病気だったのに・・・・
なんでもっと早く見つけてやれなかったんだろう、なんでサボっちゃったんだろう・・・。

確定診断には摘出して病理検査に出さないとなので
もちろん外科手術適応だと思ってたんだけど、先生この大きさの子で12歳半なら
手術してもしなくても余命は変わらない・・みたいなこと言ったんだよね。
それで迷って一応外科手術を踏まえて、甲状腺とCRPの検査はしてきたけど
月曜日にもう一回話をする事になりました。
開腹手術の前に針生検てステップもあるからね。

凪ちゃんは針生検したんだよね、可哀相だったけど。(無麻酔で腹に針を刺す)
でも結局はっきりせず、開腹して脾臓全摘して髄外造血(悪いものじゃない)だったのね。
このときの先生は、経過観察って選択肢もあるよって感じだった。
でもまだ(小型犬の)10歳だし、はっきりさせたいしってことで、アタシの強い希望で取ってもらったんだよね。
凪の場合は結果良性で、経過を見てても良かったのかもしれないけど
取ってもらって本当に良かったと思ってる。心配事がまるっと無くなったわけだから。

今回のずぴは、エコーの画像を見た先生が、これが血管肉腫ならもう他に転移してるって思えるほどの病変だったんだと思う。
(アタシは画像を見てても良くわからない)
だから、脾臓全摘しても余命が延びるとは思わないで欲しいっていう言い方をしてた。

病院で結構話をしたと思うんだけど・・・
帰ってネットで調べてもやっぱり黙って見てるって選択肢は無いと思うんだよなーーー。
12歳半は理由にならないと思うんだけど・・。全身状態悪いわけじゃないし、今貧血も無ければ心臓が悪いわけでもない。
このまま黙って破裂して出血多量で貧血になるのを見てるってことなのかしら。
破裂してから摘出?ってそれ・・・うーーん、今考えると先生の言ってることが良くわからなくなってきた。

また明日自分の考えを整理して、先生と話をしようと思います。
でもおおかた脾臓取って病理検査に出して確定診断して目視で転移確認して抗がん剤・・でないの?
血管肉腫は、腫瘍が大きくなって破裂して初めてわかることが多い、ほぼ無症状の怖い悪性腫瘍です。
ほぼ無症状なら、その時まで黙って見てる?そのほうが犬がラク?
うーーんでも破裂したら緊急避難的に摘出しないとならないだろうからやっぱり今取った方がいいと思うんだけど・・・
うーーーん・・・また明日だなー。

取ってみたら、やっぱり違ったね、良かったねってならないかな。

メモ

2;挙動、予後
ここでは、主な発生部位である脾臓の血管肉腫に焦点を絞ります。
脾臓の血管肉腫は急速で広範囲にわたる転移がよく見られます。
転移は一般的に血行性か経腹膜播種を介して起こります。
最もよく見られる転移部位としては、肝臓、大網、腸間膜、肺が挙げられます。
また、脳への転移が最も認められる肉腫は血管肉腫であると考えられており、血管肉腫の見られるイヌ85頭を対象とした研究で、12頭(14%)に脳への転移が認められたとあります。

脾臓の血管肉腫の予後は悪く、特に外科手術のみで治療したイヌの生存期間中央値は19日~86日(独立した5つの研究において)と極めて予後の悪い腫瘍です。
また、12ヶ月生存率は10%以下と報告されています。

3;治療
外科的切除は血管肉腫を発症したほぼ全てのイヌにおける治療法とされています。
しかし、外科的切除のみでは良好な結果が得られないことを考慮し、補助的化学療法を行うことが推奨されています。
化学療法で最も頻繁に使われているものは、ドキソルビシンの単剤もしくはドキソルビシンにシクロフォスファミドやビンクリスチンを併用したプロトコルです。
外科的切除にこれらの術後化学療法を併用すると、生存期間中央値が141~179日(独立した4つの研究において)まで延びることが報告されています。
ただし、12ヶ月生存率は化学療法を併用しても10%以下とされています。

来年のクリスマスにはずぴはいないのかな。
ちょっと信じられないな。


凪の脾臓摘出手術について#1

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2010年の1月27日に、凪ちゃん4回目?となる手術を受けたのですが
6月1日現在、本犬ピンピンしとるし
忘れないうちに書き留めておこう。
(実はもう忘れてる)
入院直前のお写真。
「なんでじゅぴがいないの?ここは病院の近くの公園でしょ?」
・・・と、不安がってる顔(; ̄ー ̄A アセ
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じゅぴは脾臓を思いっきりマークしていたよ。
母犬が脾臓腫瘍だったし、それを教えてくれていたオーナーさんのためにも
見逃すわけには行かない部位だった。
血縁だもん、当然似た体質ってのを踏まえなきゃ?
(いやでもね、毎日エコーするわけじゃないからね・・・見逃すのが怖いわ・・・)
凪はまったく手薄だった。
今回だって、ずぴの「ついで」のエコー検査だった。
凪ずぴ共にドッグドッグの結果では、特に気になることもなかったのだけど
エコー検査がドッグには入っていないので
ずっぴは腹部エコーをしようってことになってて(毎度)
んじゃ、凪もそーいえば1回もやったこと無いかもしれんからついでにやっとこ。って。
で、凪にだけ病変発見・・・それが12月の・・中ごろだったか・・・・
脾臓と言えば血管肉腫。(アタシ的に。)それだけが怖い。
早く病変の正体を見極めて、切除ならとっとと切除したかった。転移が怖い。
ずぴの母犬だけじゃなく、実はお友達犬が何人か、この病気で既に亡くなっていて
怖さは重々承知しておりました。
うちの犬もか・・・って思ったけど・・・
でも、早期切除なら最悪、破裂は免れる・・・あとは転移・・・なんて悪夢のように考えてたんだけどね、
凪ちゃん結局良性で、脾臓全摘はしたけれど、開腹もしてつらかったけれど、最悪の事態は免れました。
開腹全摘の選択をするまで、むちゃくちゃ悩んで話を聞いてもらってアドバイスもらって・・・・・・
その節は、お世話になりましてありがとうございました( ̄人 ̄)
それまでに、何度かエコーかけなおして進行具合を見たり
腹に直接針刺しての細胞診したり
それでも正体がわからなくて
このまま様子を見るっていう選択肢もあったのだけど、様子なんて1秒でも見たくないって。
出来る事を、最善をと思って、踏み切りました。
良性だったってことで、「開腹せずに様子を見る」って選択肢も今思えばアリだったのだけど
正体不明のまま、不安な日々を過ごすのや時間が経過して悪化するのもイヤだったし
年齢のこともあり、今、元気で体力のあるうちに取ってしまおうと思いました。
正直・・・・へんな汗たっぷりかいた・・・・・・・。
以下グロ画像閲覧注意。

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